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Feb 27, 2019

ゾク・ダ・カメラ・クエスト

Bencini Koroll II(a later model considered to be "IIc")

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ベンチーニ・コロールⅡで試行錯誤しながら「駄カメラ写真グループ展#5」出展作制作に勤しみ、ベンチーニのカメラ
ついて勉強していた2018年8月、eBayで出会ってしまった後期型コロールⅡ、€20。
ギロチンシャッターは大陸系列三速から倍数系列四速となり、開放f8とf16のみだった絞りは、間にf11、さらにf22が加わり、
鏡筒の絞り環を回して絞り値を合わせる近代的な操作法に改められており、120フィルムで4.5x3cmという奇異なフォーマット
を除けば、そこいら辺にあるクラカメとおんなじ…かと思いきや、侮るなかれ、相変わらずの1群2枚単玉で撮影した世界は、
さまざまな収差で溢れかえっていた


Agfa OPTIMA 1035 sensor the 2nd

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猛暑の昨夏、赤城ドクターのもとへ報告された「暑いからカメラが買いたくなる」という症例の典型だろう。
やはり2018年8月、古本の「クラカメ専科」を手繰っていて出くわしたその夜、4駄カメラ価格で落札した一号機が気に入り、
後日、さらに純正レンズキャップを涉猟していたY!オークションで、「キャップつき、ただし電池がないため本体動作未確認」
というのを¥1,950で落札。ところが幸いなことに、この「キャップに付いてきたカメラ」は頗る快調で、目測とASA感度一段
落とし
による「プログラムAE騙し」がキマるとよく写った
ともすればご機嫌斜めな一号機に代わり、この夏いちばん持ち歩いた、いざというとき(いつ?笑)の勝負駄カメラ。

因みに、駄カメラ価格ではないレンジファインダー機、OPTIMA 1535 sensorにも手を出したものの、距離計ズレのため、
ふたたび若き修理職人Kさんのお世話になって完調を取り戻した


KMZ ZORKI-10

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「駄カメラ写真グループ展#5」の出展者のお一人が使っていたのを見初め、マネされたリコーマチック35を持っているにも
拘わらず、手を出す。 eBayで$16.99。AEが作動せず、ストロボ同調用の1/30秒固定で絞りを選ぶ撮り方を余儀なくされた。
樽型の歪曲収差が顕著


RICOH AD-1

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2018年10月、Y!オークションで¥2,800で落札。
オートハーフ・ゾーンフォーカスをフルサイズにしてプログラムシャッターを組み込んだようなカメラ。その名の由来と思われる
「オートデート」とは名ばかりの、手動日付設定・写し込み機能は、設定ダイヤルの物理的限界により、発売された1979年から
1993年までしか対応していない。それを逆手に取った(?)「ニセ偽日記」を、篠原カメラ主催「第一回 駄カメラ写真グループ展
大阪」
へ出展。

…そして、クエストはひとまず、フラグシップ・ダ・カメラへと辿り着くのであった。

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