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Sep 15, 2014

焼きそばに還る。

On September 13th
Nikon EL2, Voigtländer SUPER WIDE HELIAR 15mm F4.5 Aspherical for Nikon F/F2 Mirror Lockup
(and hundreds of other cameras), the15mm viewfinder
and FUJICOLOR 100
scanned with OpticFilm 7600i Ai (on SilverFast Ai Studio 8.0.1 r54)

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JR津田沼駅南口から線路沿いの道を東(正確には南東方向)へ向かった。


四年前のちょうど今ごろ、それまで借りていた兄宅から移り住む先を探していた。最初に紹介された物件が、千葉工大
キャンパスに続く公務員宿舎ブロックが途切れる道を隔てて建つマンションだった。1980年代半ば竣工という築年数の
割に外観や管理状況は良好に思われたし、何しろ駅近というのは最大の魅力だったのだが、いちばんの難点は、当時
トレンドだったらしい「プライバシー重視」の設計が行き過ぎ、玄関ドアを明けた際にお隣さん同士が鉢合わせにならぬ
ように各階でエレベータが止まる廊下面から半階ほど階段を下って各戸の玄関に至る造りになっていたことだった。

この身体でそんな階段上り下り暮らしは御免蒙ると考えるか、それとも逆に、そういう隠れ家的な住まいを受け容れて
楽しめるか否かは、通された部屋次第だったが、あにはからんや、外観とは裏腹に、内装・照明・水周りなどに相当の
費用をかけて手を入れないと到底暮らす気分にはなれない状態だったにも拘わらず、大台超えの強気の値付けだった
ものだからハナシにならなかった。

その次に出会った現在の棲家に多少の紆余曲折は経たものの落ち着くことができたが、仮に、最初のところに決めて
いたとしたら、すぐそばを頻繁に列車が走る鉄道線路の音に果たして馴れることができていただろうか…と歩きながら
つらつら考えた。


総武線の複々線を発着する各停や快速、通過してゆくN'EXなどの特急の立てる、けたたましくはあってもリズミカルな
音には案外馴染んでいたかも知れないが、その総武線をオーバーパスしている新京成線の方はどうだったろう?

新京成の電車は京成津田沼駅を発車するとすぐ単線となり、開かずの踏切を京成線と併走した直後に右へ分岐して
切り通しへ入り、全線カーブだらけのこの路線最初のキツい右カーブの急勾配をレールを大きく軋ませ上り詰めた後
少し左へ切り返して、総武線とその両側に沿う道路を跨ぐ鉄橋をゆっくりと轟音を響かせて越え、今度は盛り土の上の
線路を大きく左曲がりに下りながら再びレールを軋ませ、ヨーカドー立体駐車場付近のポイントで車体を賑やかに揺す
らせ複線となって新津田沼駅に至る。すると行き違いに京成津田沼駅方面行き電車が発車し、同じルートを逆に辿る。

鉄橋を越え左大曲りする電車の音は、かつて二代目新津田沼駅こと旧藤崎台駅のあった地点へ真っ直ぐに延びる
線路跡の道
や、自宅近所の南に開けた駐車場に立っているとき風に乗って聞こえてくる程度だし、自宅にいて時折
聞こえる新津田沼駅~前原駅間のS字カーブを往き交う電車や踏切の音も同様だが、もしも此処に住んでいたとしたら、
そんな長閑なものでは済まなかっただろうと思う。


この日は、総武線沿いの道が右に傾き曲がりながら下った先で「あけぼの」のある旧菊田川沿いの谷間道には向かわず、
そこから右に分かれ再び上る左曲がりの坂道を慎重に辿って、十分おきくらいに電車がカーブレールを軋ませ過ぎ行く
切り通しの上に建つ、夜目にいつも気になっている古い団地を目指した。

一部の窓に鉄格子の嵌められた白塗りのその団地は大手の金属工業会社の社宅で、例によってその一部の棟では建て
替えが進行中だった。

団地の前を過ぎ、切り通しの単線の上に架かる太鼓橋を数年ぶりに渡った先のコンビニでレギュラーコーヒー一杯と
お手洗い拝借の後、御大典記念道を下り京成社員食堂と労組の前を通り過ぎて右へ折れ、折りよく開きっ放しだった
開かずの踏切を渡って、十ヶ月ぶりにあま太郎へ。正確なお年は失念したが齢七十は超えたはずの大将はご健在。

そして、昨春以来の焼きそばに還る。紅ショウガにピンは来ているか。

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