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Sep 30, 2013

Half Size Frame Images

On September 28th and 29th
RICOH AUTO HALF SE and FUJIFILM (業) 記録用カラーフィルム ISO 400 (may be equivalent to
FUJICOLOR SUPERIA X-TRA400), scanned with OpticFilm 7600i Ai

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いっとき暮らしていた界隈の生活道路にして、また、それ以降も十六年間SPICULEへ散髪に訪れるたびに
歩いてきた千川通りの歩道脇に、大粒の砂利の目立つコンクリートで形作られた、どうやら昭和三十年代
以前からそこにあると思われる細い六角柱が立っていることに初めて気づいたのは、確か先月末のこと。

その六角柱には、腰を低くしてしゃがみ込まないと読み取りにくい位置に小判状の黒い金属板が貼られ、
そこに「…商店会」らしき文字が浮き彫りになっているところまでは判ってるのだが、そこを通りかかる
のはいつも、すでに充分短くなった陽が沈もうとする頃合いであるため確認することがなかなか叶わず、
今のところはまだ「謎の六角柱」である。
かつて街灯でも吊るしたのであろう金具を巻き付けたままの姿を見上げて、先日高山写真館で目をつけた
フジの「ISO400業務用記録用フィルム」を詰めたオートハーフSEで、とりあえず今回は「記録」した。
いずれ姿を消してしまう前に、きちんと向き合って撮っておきたい。

中村橋方面へ向かう途中の、弘法大師が足跡を残したと言い伝えのある小さな祠や板碑などが立つ辺りで
千川通りから左へ別れて、高架化工事完了から十年を経た西武池袋線に向かって近づきながら駅へと至る
道のりを、その界隈に暮らし始めた頃以来十八年ぶりに辿った。なぜそんなに長い間そこを歩かなかった
のか、もはやその理由は分からないけれど、おかげで、商品ロゴの部分は比較的明瞭に保たれている一方
商品自体の絵が、僕が目にしなかった年月の間に良い加減に色褪せた「セロテープ」の広告看板に初めて
相見えることができた。


以上記した「謎の六角柱」と「色褪せセロテープ看板」を除く五枚は、全て「クルマド」撮影による。
信号待ち運転席のウィンドウ越し、駅に停車中の総武快速の開いたドア越し、そして走行中の車窓から。

それにしても、リコーオートハーフに馴れ親しんで使いこなせるようになるまでの道のりはまだ長い。

今回、ヘマや事故によるコマ消失はなかったが、それでも未露光コマが5つあった。シャッターボタンを
押した後で巻き上がらなかったことが数回あったが、そのときに出くわしたコマが未露光だったようだ。
押しても巻き上がらない場合は、いったん指を戻してもう一度押すか、あるいはそれ以上押せなければ、
ワインドダイヤルに少々力を加えれば再び巻き上がったので、最終コマまで撮りきることができた。
恐らく、押しても巻き上がらなかったのは、何らかの要因でシャッターが開かなかったときなのだろう。

1/125秒固定のシャッター機構やそのクセについても不案内だが、ヨコ位置(つまりカメラをタテ構え)で
疾走中の総武快速からクルマドすると、まるで1/15秒辺りで撮ったようにブレて写ることは分かった。
最終コマ、巻き傷も痛々しいレット・イット・ビー・アパートメントのように。

最後に、前回と異なり今回は、ネガのハーフサイズ画像そのままを7コマスキャンしアップロードした。

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Sep 29, 2013

コレもアベノミクスなのか?

数年前ヨドバシアキバで二個セット¥500だったmaxellのSR44。まさかそのときと同じ値段で手に入るなどとは
ハナから思っていなかったが、それでも¥100増しくらいでは?…と淡い期待を胸に訪れた錦糸町ヨドバシで、
何と驚愕の¥820。

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Sep 28, 2013

Not lost, yet.

ずぶんももしかして陥るのか?…と密かに危惧していた「あまロス」は、早あま、朝あまを見た限りでは、まだ大丈夫。
水木の鈴鹿ひろ美リサイタルでスッキリカタルシスだったので、きのうもきょうも、半分上の空で見ていたというのが
正直なところ。

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Sep 27, 2013

セカンドオピニオン保留

今週は、同じく頸椎症持ちの上司が再三受診を薦めていた飯田橋の病院へ行こうと思いながら、週明け以来の
天候不順で見送り、今朝いよいよと思い立って電話確認したら、予約診療のみのため再来週受診と決まる。
兄と僕が生まれ、父が最期を迎えたその病院との縁は果たして?

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Sep 26, 2013

Voigtlander COLOR SKOPAR 21mm F4P - Google Image Search

Voigtlander COLOR SKOPAR 21mm F4P - Google Image Search

アクセスログから辿った、誰かによるイメージ検索結果。早くも引っ掛かっているヒョウちゃんとぼく
カラスコ35/2.5Pのときより20cmも前に寄れるようになった有り難みを、改めて実感する

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Sep 25, 2013

Two in One

On September 23rd
RICOH AUTO HALF SE and FUJICOLOR C200,
scanned with OpticFilm 7600i Ai

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日曜の昼下がり、デミオの点検帰りにカレスト幕張に立ち寄った。2010年翌秋のヒストリックカー
展示のようなイベントの開催を告げるメルマガも、最近は届かなくなった。僕みたいに年に数回程度しか来店
しない客の方が多くなったんじゃないだろうか。目を引くことのない売り物の並ぶ棚や販促用の展示品などが
占めるより遥かに大きな空きスペースが一層寂寥感を掻き立てる中、盛況だった頃と同じ場所で営業していた
カフェの椅子に腰掛け、ホットラテを啜りながらスマホのFacebookアプリを立ち上げる…と、こんなところで
のんびりしてる場合じゃなかったことに気づく。

それからおよそ二時間後、僕は四谷荒木町の我楽多屋にいた。FBで紹介されていた綺麗なオートハーフSEを
手に入れ、昨春ニッコール年鑑二十三年分をコンテナごと運んでクルマに積み込んでくれた女性店員ご本人に
改めて、直接お礼を言うことができた。


翌秋分の日の遅めの昼下がり、高山写真館のH社長に見ることを奨められていた「習志野市展」に出かけた。
出かける直前、電話で店長に、17時来店目処でラボマシンのホットスタンバイをお願いしておいた。
玄関を出てすぐ、晴れた西の空を見上げてオートハーフSEのシャッターボタンを五回押すとその都度巻上がる。
…何だかゼンマイの音に元気がないように感じたが、昨夏フォトノスで手に入れたレンズ曇りのオートハーフE
初めて扱ったときのような無様な真似はすまいと用心した。ただ単にゼンマイのチャージ回数が少ないのだと。

リストストラップを通した右手でオートハーフSEを掴み、マンションを出て歩を進めながら、駅まで撮り歩こうか、
ラボ出しの17時までに市展を見る時間と撮り歩く時間を稼げるよう100円バスに乗ろうか…と思案していたら
塀と塀の隙間から、「にゃあ」という挨拶とともにヒョウちゃんが現れた。前回、専ら被写体として接するあまり
ふれあいが足りなかったよな、よしよしゴメンね…と、イワゴーさんにでもなったつもりでしゃがもうとした途端
「がしゃん」と音を立ててオートハーフSEがアスファルト路面に落下し、裏蓋が開いた。人生初のカメラ落下事故。

最初の5コマが幻と消えたことはさておき、幸いなことに路面とハードキッスしたのは裏蓋側。元々あった左下
角の貫禄傷とバランスを取るかのように、左上角に真新しい傷を作ってしまった…とかいうことよりも、何より
カメラの落下音と僕の慌てっぷりにドン引きして駐車場のクルマの下に逃げ込んでしまったヒョウちゃんを再び
呼び出すことの方が、そのときの重要事項だった。

これまた幸いなことに、ヒョウちゃんはすぐに出てきた。そして僕の足元でデザブに背中を押し付け横たわり、
久しぶりのデレデレしたい状態。…五、六分以上かそれよりも長い間、あちこちを撫で上げたり掻いてやったり
甘噛みされたりのオープンエア・ネコカフェ。もうそろそろどうよ?…と立ち上がったとき、歓声を上げながら
やってきた一歳半くらいの男の子とその父親の方へ、ヒョウちゃんは近づいていき横たわった。
男の子は、きゃっきゃっきゃっきゃと喜びながらヒョウちゃんに手を伸ばして触ろうとするが、父親は
「まだ手加減できないんだから~ネコちゃんびっくりするからダメだよお」
と、絶妙な距離に留めておいて立ち上がると、きゃっきゃっきゃっきゃの我が子を横抱えに、ぶるんぶるんと
振り回すのだった。

市展の会場には、イイなと感じた写真が三枚あった。最初、写真そのものだけを見て決してタイトルには目も
くれないようにして全てを見て回り、奥に展示してあった工芸、彫刻、日本画をゆっくり見た後再び戻ってきて
改めて今度は、写真とタイトルの両方を見させてもらった。…その結果、タイトルがコレじゃなければねえ残念
…で何枚かが振るい落とされ、そうして残った三枚のタイトルを覚え書き。「昼光」、「蕾時」、「夜明」。

モリシアを出た後は、結局、三年近く前まで暮らし通った界隈をだらだら撮り歩いていた。…変わってしまった
ものよりも、相変わらずそのままであるもの、もう間もなく見られなくなってしまうものにばかり目を向けていた。

フィルムカウンターが65枚を指したあたりで、突然シャッターが下りなくなった。すわ故障か?!と、またもや
慌てかけたが、何も触らずそのまま、三十分遅れで高山写真館を訪れた。落ち着いて作法どおりに巻き戻すと、
難なくパトローネを取り出すことができた。
昨夏オートハーフEで撮って現像に出したときには何も言われなかったが、今回はプリントを「2イン1」にして
みてはかどうかと尋ねられた。「お店の方がプリント代稼げなくなっちゃうけどいいんですか?」と気にするフリ
をしたが、整理する上でも有難いサービスだった。上がってきたネガは、スリーブ六本半。最後のコマは72枚
目あたりに相当していた。落下させて裏蓋が開き、最初に撮った5コマプラスαがダメになり、そこでリセット
されたカウンターが再び枚数を刻み始め、最後に示したのが65枚目あたりだったのは当然のことだった。

とりあえず今回は、その「2イン1」で隣接したコマを七組セレクトしてアップロードしてみた。

それにしても僕は、オートハーフの扱いがあまりにゾンザイ過ぎる。きのう詰めた24枚撮りフィルムのことを
忘れているはずがないのに、さっきうっかり裏蓋を開けてしまった。今回より失われたコマは多いはずだorz

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Sep 24, 2013

タテ構図ではヨコよりもピンが見極めにくく感じた。

On September 20th and 21st
Nikon F2 Photomic SB, Tokina RMC 35-70mm f4 and FUJICOLOR C200,
scanned with OpticFilm 7600i Ai

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オートの信用できないFGから外した扱い易くてよく粘るTokinaズームに今回組合わせて持ち出したのは、またもや
Y氏に教えられて初めて刮目し、その見え易さに驚いたH2型フォーカシングスクリーン(全面マイクロプリズム式)
を仕込んだ、F2ヱスビーだった。


金曜昼下がりの診察後、バス待ち客三名の吹上の丘から、タテ構図とヨコ構図を取り混ぜあれこれ撮ってみた。
ズームの焦点距離にもよるが、タテ構図の場合、ヨコよりもピンが見極めにくい…というか、やや割り切りにくいように
感じられた。

JAFマンを待つ間、そして息を吹き返し向かったGSで補充電を待つ間、呆気なく傾いて西に沈もうとする夕陽がつくる
極端な光線条件下で、このレンズと間違いなく信頼できるF2ヱスビーで撮る場面には迷いがなく、小気味よかった。


土曜正午前の診察後、Mさんに会おうとカメラのリンクショップを目指し、千葉駅北口広場から歩を進めた。
途中、かつて旧サンアイカメラへ通った道筋を辿ることになったが、auショップに化けた元店舗に今回は目を向けること
なく右へ折れ、あのFGを手に入れた日は先を急ぐあまり前を通り過ぎただけだった建物を、フィルムに焼付けた。

新宿小学校の角までやってくると、そこで進行中の歩道工事によって心理的に進路を阻まれ左へ折れ、その先の公園
道路を右へ…時計回りに小学校を迂回。二頭のゾウの滑り台は相変わらず孤高を託っていたが、周囲は賑やかだった。
先月、写真の神様が降りてきてくれずフィルムが尽きた後に出会った百葉箱と、この日は思う存分向き合えた。

生憎リンクショップは、前日から二日間臨時休業だった。店の前を通り過ぎ、二、三軒隣の「大小パラボラだらけの家」
で数コマ消費してしまったのが、今回も写真の神様が降りてきてくれなかった原因だろう。…最後のコマが尽きた直後、
後ボケの中の魚屋から、狙ってたとおりに若女将が出てきて積み重ねた発砲スチロール箱を抱え、こちらに向かって
歩き出したのだった。

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Sep 23, 2013

今年は早いのか?

数日前にも「あれっ?」と感じたが、吹き込んでくる涼風が微かに金木犀の薫りを含んでるようで気も漫ろ。

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Sep 22, 2013

まだ何もないとは

大渋滞の習志野市街を堪え忍び県道15号を市場ヘアピンまで、タコメーターが二千回転を下回らぬよう2速3速を駆使
するエコでないドライブで気休め補充電しつつ、みなと近くのディーラーまで走ってきた。
二ヶ月遅れの点検が主目的だが、「新型3」の情報がまだ何もないとは。

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11:16
F8.0, 1/660, ISO 200, RICOH GXR with GXR MOUNT A12 and Voigtländer COLOR-SKOPAR 21mm F4 P

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11:48
F8.0, 1/810, ISO 200, RICOH GXR with GXR MOUNT A12 and Voigtländer COLOR-SKOPAR 21mm F4 P

…とはいえ、販売担当のTさんは「まだお見せするだけですが…」と言いながら、すでにWebサイトで何度も目にしたのと
同じような写真の並んだ数枚のペーパーを僕の前に置いた。パラパラとめくってみて、ん?…何かヘンだな新鮮だなと
感じてよく見直してみたら、現時点ではまだWebサイトに載っていない右ハンドルのインテリアの写真が混じっていた。
だが、相変わらず赤とガンメタ以外のボディカラーは分からずじまい。来週催されるマツダによるディーラーミーティング
を経て、ようやく販売サイドに対して全貌が明らかにされるらしい。

おとといJAFマンのおかげで息を吹き返し、GSで一時間補充電したきりでヒヤヒヤものだったバッテリーの診断結果は
心配とは裏腹に「良好」だった。これからは少なくとも週一の運用を心がけ、年明けの車検までを乗り切ろう。

【続きは、「メンテナンス等備忘録」】

Continue reading "まだ何もないとは"

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Sep 21, 2013

「ジリリ」の正体

幼い日の旅情を掻き立てる短い「ジリリ」を千葉駅北口広場に響かせ発車するのは、てっきり外房線あたりかと
思い込んでたが、総武快速だった。
スカ線直通逗子行きならまだしも東京行きでは旅情は感じられない…が、ミスマッチが面白い。
神経内科は一先ず本日でお仕舞い。

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Sep 20, 2013

十六夜

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19:34
F8, 1/250, ISO 200, RICOH GXR with GXR MOUNT A12, Reflex-Nikkor 500mm F8<New> and RAYQUAL NF-LM Mount Adapter

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I'm a driver.

朝から船橋整形外科で診察。引き続き加療リハビリトラムセット服用という見立て。
当分の間治療に専念し役立つカラダに戻ってから出社したい旨人事部へ伝え、今後暫くは欠勤ではなく休職に。
発作から目覚めて三ヶ月、案の定デミオは目覚めず人生三度目のJAFコール。近所のGSまで走って補充電。

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Sep 19, 2013

望月

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19:00
F8, 1/1000, ISO 200, RICOH GXR with GXR MOUNT A12, Reflex-Nikkor 500mm F8<New> and RAYQUAL NF-LM Mount Adapter

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Sep 18, 2013

小望月

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19:09
F8, 1/1000, ISO 400, RICOH GXR with GXR MOUNT A12, Reflex-Nikkor 500mm F8<New> and RAYQUAL NF-LM Mount Adapter

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Sep 17, 2013

十三夜

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19:11
F8, 1/1600, ISO 800, RICOH GXR with GXR MOUNT A12, Reflex-Nikkor 500mm F8<New> and RAYQUAL NF-LM Mount Adapter

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Sep 16, 2013

鎮痛剤抜きの二日、大風が通り過ぎゆく

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16:28 on September 15th
F11, 1/350, ISO 200, RICOH GXR with GXR MOUNT A12 and Voigtländer COLOR-SKOPAR 21mm F4 P

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18:49
F4.0, 1/6, ISO 800, RICOH GXR with GXR MOUNT A12 and Voigtländer COLOR-SKOPAR 21mm F4 P

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18:49
F4.0, 1/6, ISO 800, RICOH GXR with GXR MOUNT A12 and Voigtländer COLOR-SKOPAR 21mm F4 P

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Sep 15, 2013

オートでは使えないみたいだ。

バッテリー満タンで持ち出した「通院スペシャル」は残念ながら、カメラの方がやはり完調とは言い難い状態だった。

今回の上がりの中にも、明らかな露光不足のコマが点在していた。ただし未露光コマはなく、1号機とは異なる症状。

帰りバス待ちのバス停で、まずは絞り優先オートで撮り始めたのだが、ファインダー内右側にLEDで示されるシャッター
速度よりも実際に切れる速度が速いと感じる局面が幾度もあった。たとえば、1/60秒あたりを示しているときに切った
シャッターの音と手応えがどうやら1/500秒とかのそれに感じられてしまう…といったようなことが。
また、シャッターが切れた後ミラーがアップしたままになったことも一度や二度ではなかった。この現象は、ダイヤルを
M90まで回せば復帰できたのだが。

移動して散髪後、暮れ泥む千川通りで特にこれらの傾向が顕著に出た。いよいよ絞り優先オートを信用できなくなり、
マニュアルで絞り開放F4、1/15秒とか1/8秒で何とか凌いだ。…何とかなったコマも、辛うじてあった。

ところで、神無月の終わりに出現する妖精の皆様、今秋は二度お出ましになるらしい。僕は28日に撮影に臨むこと
になった。


以前撮ったことのある被写体に対しても、改めてレンズを向けてシャッターを切ることを、僕は繰り返す。

高根台団地のボックス型ポイントハウスが立ち並ぶ光景には、どうしても目を惹かれてしまうし、「団地ともお」のOPで
食パンを切って造られるように描かれる通常の"のっぺり型"の背景に秋の群雲が拡がっているのも、いとつきづきし。

レット・イット・ビー・アパートメントは、今回は確かF5.6の1/250秒で撮った。当然ながら1/30秒だった七月よりもブレは
少なく写っているが、その分何だか味わい薄いような。また、アパートがセンターにくるタイミングで切ったにも関わらず
FGのシャッタータイムラグのせいで右に寄った(…のだと思う)。あのときミランダでは、ど真ん中にキマッたのになぁ。

千川通りの区界の二股のとこでは、三月のときみたいな配達カブのUターンを期待していたのだが、叶わなかった。


このレンズは、こんどH2型フォーカシングスクリーン(全面マイクロプリズム式)を仕込んだFかF2でも使ってみよう。

On September 14th
Nikon FG, Tokina RMC 35-70mm f4 and FUJICOLOR C200,
scanned with OpticFilm 7600i Ai

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Sep 14, 2013

ツクツクイナーイ

北習志野にも高根台団地界隈にもツクツクイナーイ。受付から会計終了まで四時間と最長記録更新だった東船橋病院
の再MRI結果は問題なし。ただし痛みの解決は別問題、船橋整形外科と相談の上ペインクリニックを探してみては
との助言あり。そして18日以降、I'll be a driver.

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Sep 13, 2013

あすの「通院スペシャル」

Nikon FG, Tokina RMC 35-70mm f4, OP/TECH USA Super Classic Strap - 3/8", king Triangular ring cover
and maxell SR44

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21:19
F4.0, 1/16, ISO 400, RICOH GXR with GR LENS A12 50mm F2.5 Macro

右側のアイレットにも三角環を取り付け、高山写真館で仕入れた革カバーで包んでいつものオプテックで報道結び
ところまではきのう済ませておいた。

「秋の夜長の“あまちゃん”ライブ」を楽しみつつ、前回撮影途中で終わってしまったLR44を、数年前にヨドバシアキバで
仕入れておいた格安のSR44に交換した。これにて、あすの「通院スペシャル」が完成。…さて、全コマ写るだろうか?

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Sep 12, 2013

「したからたかちほ」ふたたび

先週取り去り生検に回されたポリープの診断結果は、「加齢による通常のモノ」とのことだった。

検査時とは別の医師の「何か訊きたいことはありますか?」という問いかけに対し僕は…

「…実は、大腸の入り口付近まで到達した辺りの襞の向こうに、小さく黒っぽい何かが顔を出しているように見えた
気がしたんですが、検査の時の先生は気にも留めず、カメラを出口付近まで抜き戻してポリープを切除しました。

その時点になって初めて僕が、その黒っぽい何かが見えたことを告げたら、先生に『そのとき言ってくんなきゃダメだよ』
と言われてそれっきりだったんです」

…と、先週来ずっと胸にわだかまっていたことを吐露した。

「それこそ、僕だって今言われても困っちゃうよ(笑)…気になるんだったら、もういっぺんカメラ入れましょう」

…ということで、三週間後にふたたび「したからたかちほ」ということに相成った。

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14:27
F11, 1/217, ISO 200, RICOH GXR with GXR MOUNT A12 and Voigtländer COLOR-SKOPAR 21mm F4 P

いつからここに立っているのかいまだ突き止められないバオバブ銀杏、青々と繁った姿はもしかしたら今年で
見納めかもしれない。これから黄葉して散ってゆくまでを、できるかぎり見守ってゆこう。

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Sep 11, 2013

なげぇー!

FBのウォールに投稿されたMazda Brand Essence Movie、見応えあるけどなげぇー。2h半以上。New Axelaとか
SKYACTIV-Dのこともさておき、Mazda Fan Festa 2012のクリップが素晴らしい。…十年以上前の袋井のような。
あと…ソルトレイクみたいな砂漠を駆け回るオレンジのデミオのCMクリップがあればよかったな。
2002年の夏、あれを見て気分がコロッと前向きに変わったんだった。

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Sep 10, 2013

逆輸入

MIRANDA AX.M ADAPTER (Miranda to Exakta)

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18:26
F5.6, 1/16, ISO 200, RICOH GXR with GR LENS A12 50mm F2.5 Macro

Y氏のお導きにより、新たな沼のほとりに立ち、今はまだ何でもない、ただの丸い穴を覗き込んでいる(笑)

ちょうど一週間前にeBayで発注・決済、翌日に売主がUSPSで発送、同日に仕分け拠点に到着というステータスのまま
Webの追跡画面では変化がなかったが、幾度か経験した「デルの追い上げ」を遥かに凌ぐ予想外の韋駄天ぶりだった。

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Sep 09, 2013

粘るフィルムとスキャナドライバと、そしてレンズに救われた。

ほかのカメラにも同様のことがあるのは否定できないが、Nikon FGというカメラに対しては、なぜか因縁を
感じざるを得ない。高一の秋にFEを手に入れてわずか半年後の82年春にこのFGが発表されたとき、何だか
小憎らしく感じてしまった。…別に、プログラムAEが使いたかったわけじゃない。プラスチック外装である
ことも承知の助。ジウジアーロがデザインしたEMにメリハリをつけ、EMよりもさらにリトルF3然とした
ナリのボディに、マニュアル露出とTTLスピードライト自動調光を組み込んだことにヤラレタと感じたのだ。

…それは、使い込んで馴染みつつあった僕のFEがシルバーボディで、当時はどうしてもデザイン面のアラが
気になっていたからだと思う。本当はブラックボディが欲しかったのだが、「黒は塗装がすぐダメになって
後悔する。シルバーにしろ」という父の助言を受け容れた結果だった。ニコンの黒塗装は実に入念に行われ
耐久性がある…といった知識は当時は持ち合わせていなかったから反論できず、高い買い物だから安全牌を
と自らに言い聞かせたのだが、突然現れたFG(のブラックボディ)には萌えてしまい、新宿西口のヨドバシに
触りに行ったことも一度や二度ではない。現在も評判のよくないシャッターの切れる感触と音も、当時から
好きだった。

すでに充分前置きが長いが、先週末の出物で3機目の所有となった。正確には、手を伸ばしたのは四度目、
しかしそれは通販サイトから届いて開梱してすぐに巻き上げ不良と判明したので、無事返品と相成った。

1機目には未露光コマ発生という持病があり、2機目は…はて?どうだったか忘れたが何か不具合があり、
そして今回の3機目。ネガをよく見ると、未露光ではないが甚だしい露出アンダーのコマが散見された。
日曜にバッテリーが切れるまでは絞り優先オートで撮ったが、シェイクダウンが土曜の日暮れ間近の頃合い
だったことを差し引いても、ハイライトに影響されてアンダー気味になったコマと、ごく薄いネガの中に、
辛うじて何かが写っているように見えるコマとがあった。

前者の場合は、相変わらず粘ってくれるFUJICOLOR C 200とスキャナドライバのお陰で何とかなったが、
それでもドライバで無理をしたせいか、二枚目などは、まるで五、六年前のデジカメで高感度撮影したか
のような粒状ノイズや暗部の偽色ノイズが出てしまった。
極端な露出アンダーのコマの原因は、もしかしたら寿命間近で電圧低下が激しかったであろうバッテリー
のせいだったのかも知れず、新品のSR44を入れて様子を見てみよう。

バッテリーが終わって以降の撮影はM90(メカニカル1/90秒)で行った。掲載したのは、津田沼行きバスから
のクルマド撮影2コマ。最後から二枚目がF16、最終コマは確か、F5.6まで絞りを開けた。

最後に、初めて手にしたTokinaレンズも予想以上によく写ってくれた。ニッコールとは逆回転の距離環の
動きは、Ai-sニッコールの過敏で短気にピントのポイントを求めてくる小さな回転角とも、Ai以前の緩慢な
それとも異なっていた。特に望遠端では、適度な指使いで距離環を動かし無限遠と数百メートル先の被写体
を見極めピンが合わせられるという、扱い易く融通の利くものだった。

On September 7th and 8th
Nikon FG, Tokina RMC 35-70mm f4 and FUJICOLOR C200,
scanned with OpticFilm 7600i Ai

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Sep 08, 2013

懲りねえな、ずぶん

Nikon FG with customized wooden grip and accessory-shoe cover, Tokina RMC 35-70mm f4 ,
MINOLTA AC L37(UV) 55mm filter and
JCPenney Electronic Power Winder model N-1 for Nikon EM, FG, FG-20 "Made in Hong Kong"
♯ホンコン・ワインダー該当モデルそのものの画像や記事は見つからず。

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16:03
F2.5, 1/34, ISO 400, RICOH GXR with GR LENS A12 50mm F2.5 Macro

先々週、ツクツクホウシの聞こえるカメラのリンクショップで見つけたヘンなNikon FG。木製のグリップと
アクセサリーシューカバーがつけられ、見慣れない"下駄"を履いていた。初めて目にするサードパーティーの
そのワインダーの後ろ側の銘板に、"Made in Hong Kong"と書かれているのが目に留まった。

「それね、電源は入るんだけどカメラとの接触が悪いみたいで動かないんですよ」

とMさんが言うとおり、電源をONにしてもジジジ…という微かな音が聞こえるだけで、シャッターを切っても
巻き上げは行われない。ただ、その状態でもカメラ本体の巻き上げレバーは、ごりごりとした手触りとともに
作動する。このホンコン・ワインダーを取り外してしまえば、Tokinaの標準ズームつきの良品FGだった。

結局そのときは、こっちからは目線を逸らして細やかな小物を選んだのだが、きのう、千葉駅北口通院の後で
旧サンアイカメラのときのように電話で取り置きをお願いしてから、てくてくと歩いてやってきてしまった。

「ワインダーとレンズはオマケみたいなもんですから」
と言うMさんの声を背中で聞きながら僕は、UVフィルターを一心に物色していた。それは、初めて手にして
覗いてみたこのレンズが、そんな風に割り切ってしまっては勿体ないモノのように感じられたからだった。
フィルター径は55mm。このサイズはニコンにはないので、亡父のミノルタ標準レンズのことを思い出し薄枠
のUVフィルターを探し出した。

その間Mさんは、カメラのアイレットに三角環をつけようとしてくれていたが、左側だけしかつかなかった。
右側はアーレンキーを使わないと外せないボルトで留められた木製グリップに阻まれたのだった。
それは自宅で何とかすることにして、未装着の三角環を袋に入れてもらう。三点セットが¥8.9k、フィルター
¥0.5kで、〆て¥9.4k。

店を出てからFUJICOLOR C 200を詰めて撮り始める。Mさんに教わり初めて辿ったJR千葉駅傍まで抜ける道
には、目に留まり足を止めさせる光景が其処彼処にあったが、薬局の処方箋受付時刻に間に合うよう津田沼へ
帰り着くべく、ロールの半分あたりで撮影は切り上げ、歩行に徹した。

きょう、船橋整形外科リハビリ後のバス待ちで、小雨降る吹上界隈を撮り始めた途端にバッテリーが終わった。
ロールの残り三分の一は、緊急時機械シャッター1/90秒、絞りF16でエイヤっと乗り切り高山写真館へ。

ラボマシンがホットスタンバイだったおかげで四十五分ほどで上がったプリントは、なんとかなっていた。
バッテリー切れ後の露光状態もさることながら、きのうのシェイクダウンのプリントを見ると、いいレンズに
巡り会えたことを有り難く感じた。…ただ、またしても未露光のコマがあるようだ。FGとの巡り会わせは相も
変わらず芳しからず。

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今朝見た「団地ともお」にインスパイアされて

今朝見た「団地ともお」にインスパイアされて、あちこちでシナプスが繋がり海馬が活性化、先月下旬に書いた
「僕の住んだ団地」でどんな風に遊んだのか、大幅な加筆を続けている。病院ハシゴの移動中も帰宅してからも。

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Sep 07, 2013

発車ベル

千葉駅北口広場。ホームから、子供の頃に芸備線辺りで耳にしたような発車ベルがジリリと短く鳴るのが聞こえた。
…さすがにディーゼルカーはいないみたいだ。

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Sep 06, 2013

ヒョウちゃんとぼく

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16:26
F8.0, 1/440, ISO 400, RICOH GXR with GXR MOUNT A12 and Voigtländer COLOR-SKOPAR 21mm F4 P

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16:27
F8.0, 1/620, ISO 400, RICOH GXR with GXR MOUNT A12 and Voigtländer COLOR-SKOPAR 21mm F4 P

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16:28
F8.0, 1/350, ISO 400, RICOH GXR with GXR MOUNT A12 and Voigtländer COLOR-SKOPAR 21mm F4 P

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16:28
F8.0, 1/290, ISO 400, RICOH GXR with GXR MOUNT A12 and Voigtländer COLOR-SKOPAR 21mm F4 P

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16:30
F8.0, 1/290, ISO 400, RICOH GXR with GXR MOUNT A12 and Voigtländer COLOR-SKOPAR 21mm F4 P

初めてぼくが取り出したカメラを意識したのか、実際お遊びそっちのけで撮る一方だったからなのか、
きょうは「ツンデ」止まりだっだ。撮り終えてから、いつものようにがしがし撫でてあげればよかった。

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Sep 05, 2013

いざ「したからたかちほ」(「下からオリンポス」改め)

今朝から経口腸管洗浄剤「ニフレック」をゆっくり飲み干し…キレイになって準備万端。いざ「したからたかちほ」。

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Sep 04, 2013

made in dream jr東日本 - Google Image Search

made in dream jr東日本 - Google Image Search

アクセスログから辿った、誰かによるイメージ検索結果。一昨年の震災を挟んだほんの一時期だけ、駅構内や車内に
手広く展開されていたこのポスター。今週のあまちゃんと同じように、あの頃の気分を想起させてくれるようだ。

全体としては素晴らしいと今でも思うが、やはり東京タワーは、高度成長期の姿に描いてほしかった。

Madeindreami_2

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Sep 03, 2013

川崎尚之助 ー-Yahoo!検索

川崎尚之助 ー-Yahoo!検索

アクセスログから辿った、誰かによるテキスト検索結果。…きのうとほぼ同じキーワードだったが、掘り下げてみたところ
ドラマの中で縁のある「鳥越」の地名が出るまでさして関心を払ってこなかった八重の前夫川崎尚之助という人物が
つい数年前に歴史の上で「復権」を果たしたらしいことを知った。

・第16回 新島八重と川崎尚之助 ~会津に尽くした生涯~ - あさくらゆう - 八重と同志社

 新島八重には新島襄と結婚する前、ひとりの男と結ばれていた。
それが川崎尚之助(かわさきしょうのすけ)だ。
これまでの川崎は不遇の扱いを受けてきた。その悲劇の集大成が昭和六十三年(一九八八)にテレビ
放送された「白虎隊」だ。創作された彼の名前は「なおのすけ」。時代考証に携わったある郷土史家が
根拠もなく「逃げた男」にしたのだ。それ以降、川崎尚之助のイメージは「逃げた男」になった。ドラマの
中の八重は、「他藩の人間だから会津を見捨てるの?」と、このセリフが長年史実として扱われ、平成
二十三年(二〇一一)に「八重の桜」の放送が決まった際、川崎尚之助は「会津藩から逃げた男」として
紹介されたのだ。

ところが史実は、ドラマでも描かれたとおり、旧会津藩士とともに移り住んだ斗南藩の窮状を救おうとして手を出した外国
米の先物取引で詐欺事件に巻き込まれ、数年に及んだ裁判の被告として過ごすうち病を得て死に至った…というもの。


・川崎尚之助を知る - 川崎尚之助の故郷を旅する

「歴女」を自認する方のサイトで、前述の同志社のサイトに寄稿していた歴史研究家あさくらゆう氏の著書が出典元の
詳細な年表も掲載されている。

 彼の一途な献身の結果は、じつに不遇なものとなります。「藩は無関係」として、一身に罪を背負う
かたちとなり、最後は訴訟継続中にかかった慢性肺炎によって死去します。入院・死去した終焉の
場所は東京医学校医院(現在の東京大学病院)です。明治8年(1875)3月20日、享年40という若さ
でした。

…あれれ、ドラマの演出では、あの鳥越の長屋で事切れたように見えたのだが。


・山本八重と川崎尚之助の再会 - あらすじと犯人のネタバレ

山本八重が川崎尚之助と再会するエピソードは小説に登場するが、小説家が伝承を元にして小説に
したのか、小説が広まって伝承となったのかは判断できない。

いずれにしても、山本八重が東京で川崎尚之助と再会したという逸話であり、それを裏付ける資料は
無い。これまでは実話のように紹介されていたが、現在は小説家による創作という説が有力となって
いる。

やはり鳥越の長屋での二人の再会は「物語」として心に留めておこう。
すると残るは、予告編の後のビデオで「近所の人によって近くの寺に葬られた」と語られていた下りだが…

川崎尚之助の遺体は、3人目の身元引受人・根津親徳が引き取り、東京都台東区にある称福寺に
埋葬したとされている。しかし、称福寺に川崎尚之助の墓は無く、詳細は分らない。

現在の東大病院のある本郷だったかどうかはいざ知らず、鳥越の町から離れた病院で息を引き取った挙げ句葬られた
場所は、山谷堀を越えたさらに向こうの隅田川沿いにある称福寺だというではないか。
鳥越界隈に二つ三つあるお寺のどこかに無縁仏として多宝塔か石碑の名残でもあるのでは…と、ドラマを見て勝手に
膨らませていた妄想とは裏腹に、史実は淡々としているという典型例か。

Shonosuke_2

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Sep 02, 2013

川崎尚之助 鳥越 - Yahoo!検索

川崎尚之助 鳥越 - Yahoo!検索

アクセスログから辿った、誰かによるテキスト検索結果。きょうのあまちゃんで、壊れた北三陸のジオラマを
通してあの震災を見せられた我々視聴者、夢とも現とも判らない気分でニュース映像を見ていた上野の人々…
そして、畑野トンネルを出たその先に拡がる現実に身を置いてしまった大吉とユイ。悪いようにはならないと
念じて、八重の桜で前々回から続く、浅草鳥越に侘住まい中の川崎尚之助と八重とのこと。

もしかしたら、前々回浅草鳥越で尚之助と八重が再開したというのはフィクションなのかもしれないけれど、
あの町が尚之助最期の地であったことは史実らしい。近所の住人によって葬られたという墓所は遺されている
だろうか?

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Sep 01, 2013

最新型

Panasonic LAMDASH ES-LV54

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21:03
F2.5, 1/24, ISO 400, RICOH GXR with GR LENS A12 50mm F2.5 Macro

毎朝髭を剃るようになった84年か85年頃に初めて買った電動シェーバーは、回転する丸い刃が三つトライアングル状に
並んだフィリップスの一番安価だったモデルで、こいつには酷い目に遭った。…まぁ、不慣れだった僕の使い方にも問題は
あったのだろうが、唇の上や顎の下あたりに切り傷をこさえることがしょっちゅうだった。

86年に憧れだったブラウンを手に入れた。数度の内刃・外刃の定期交換や一度の新型への買い換えを経て、十年の間
ブラウン信者であり続けた。…今にして思えばそれも、CMの謳い文句の剃り味からは程遠いその使い心地には目を背け、
ただデザインの優れた道具を使う悦びに浸っていただけなのかもしれなかった。

96年夏、三十路を過ぎて濃くなってきた髭に対応すべく次期戦闘機を物色していた池袋ビックカメラで、当然ながら僕は
ブラウン製品の展示の前で足を止め腕を組んでいた。当時ブラウンは自動洗浄機つきの先駆けを売りにしていたが高価
だった。そこへ
「ブラウンと同じ金額出すんだったら、断然こちらがお奨めですよ」
…と声をかけてきた店員が指し示す先には、シャンパンゴールドのずんぐりむっくりで、デザイン的にはまったくイケてない
ナショナルのリニアスムーサーがあった。当時世界初だったというリニアモーター駆動による内刃と外刃が発する音は、
コイル振動による他社機のそれとはまったくの別次元で、それまで十数年の髭剃り人生に革命をもたらしてくれるんじゃ
ないかと心が揺らぎかけたところへ
「正直なところブラウンて、デザインとイメージで売ってきましたからね」
…と、もしかしたらビックの法被を纏ったナショナルの販促要員だったかもしれないその店員の一言でコロッと改宗した。

それからさらに十数年、繰り返されるマイナーチェンジに右往左往することはなく、二年に一度の外刃・内刃同時交換を
二度重ねて愛用したモデルもあった。ラムダッシュに手を出したのも発売から数年後の型落ちワゴンセールだったし、
五枚刃モデルだって一昨年秋のamazon安売りに飛びついたのだった。ここに至ってようやくデザインは洗練され、初代
リニアスムーサーの片鱗は完全に払拭。…このときは後におまけがつき、パナソニックの「外刃プレゼントキャンペーン」
に当たったため、一年後の外刃交換はロハで済んだ。

ところが、今秋迎える外刃・内刃同時交換をどうしようかと考え始めたこの春先、突然バッテリーがおかしくなりだした。
これまで取り説どおり、バッテリーメーターが20%まで落ちたらフルチャージ、という使い方を守ってきたが、80%まで落ちた
途端にウンともスンとも言わない状態になるようになった。充電すれば通常どおり一時間程度でチャージされるのだが、
一、二日使っただけで充電器に繋ぐという日々になってしまった。
そうなってくると、外刃・内刃同時交換にかかる一万数千円というコストが、なんだか無駄に思えてきた。…そんな矢先、
新型発売のニュースを知り、amazon市川FCへ予約。発売日当日に手元に届いたという次第。

剃るぞ。(って、それ以外になにに使うねん)

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