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Aug 16, 2013

ボン・ヴォヤーチョ

お盆の昼下がり、八千代のセントマーガレット病院に入院中のサイボーグに逢いに行こうと思い立ったとき、駄洒落
の得意でないずぶんが「ボン・ヴォヤーチョ」と唱えたくなるほど、ハードな道行きを覚悟した。

果たして、京成津田沼を出発した名ばかり快速すなわち各駅停車で5駅目、勝田台の北口に初めて降り立ったとき、
空が広いなと遠慮がちに感じた心の奥底で「とんでもない最果てに来てしまった」と思わなかったと言えば嘘になる。

駅向こうの南口には高い建物を幾つか垣間見ることができたが、こちら側は、銀行の上にフィットネス系のテナント
が積み重なったようなビルが一本屹立している以外、まるで、戦時中の建物強制疎開を中断したまま放って置かれた
ような店舗群の周りに、何とも「不自然な空き地」が拡がるばかりだった。…二十年も前の東葉高速線地下駅工事に
伴い避けられなかったはずの立ち退きや区画整理などの後始末が、まだ済んでないということなのだろうか。

それでも…というか、それだからこそ、被写体としての魅力を見出し、気を取り直して数コマ撮っているうち、幸い
なことに病院無料送迎の黄色いマイクロバスがやってきた。

バスが駅前を離れると、沿道は打って変わって人の営みが溢れる光景となった。工場、団地、そして…緑深い公園。

待合室までやってきてくれたサイボーグ氏は拍子抜けするくらいフツーのヒトのなりをしていて、抜けた拍子は安堵
へと変わった。六月に僕の見舞いに来てくれたときの会話の続きを、誰憚ることなく、しかし小声気味に楽しんだ。
バッテリーが交換され、プログラムをアップデートされた心臓ペースメーカーの埋め込まれた右胸をはだけた状態で
ポートレートを撮らせていただいた。

往きと同じ運転手さんによる送迎バスで、宵闇迫る勝田台北口へ戻ってきた。絞り開放、1/15秒なら歩留まりよく
何とかなりそうになってきた。この安いISO200のフジカラーは相変わらずのスグレモノ。

On August 15th
Nkon F3P, Ai Nikkor 35mm F2S and FUJICOLOR C200,
scanned with OpticFilm 7600i Ai

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Comments

先日は遠いところありがとうございました(笑)
勝田台駅の北口はホントに何も無くてビビりますよね。
僕も最初にこの病院に来た時は「大丈夫かぁ?」と思ったものです。

でも、実は南口は普通のイナカ駅の繁華街程度の賑わいは十分にあるんですよね。
機会があったら行ってみてくださいませ。

Posted by: まにゃん | Aug 20, 2013 at 01:14

ご退院と晴れて自由な御身(笑)、誠に慶ばしい限りです。
元々八千代方面には部分的に土地勘はあって、東葉高速の八千代緑が丘周辺の新興都市っぽい
街並みやら、そこから成田街道まで下った大和田新田界隈やら、その奥の高津団地や八千代台
界隈から東習志野にかけて…といった、一筆書き的な地図がアタマの中に出来上がってました。
今回は新鮮な体験で、新たに面的な地図が拡がったような感じです。
次回のご入院を楽しみにしてます(違)

Posted by: USHIO | Aug 20, 2013 at 06:08

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