古文
ティアック、多彩な機能を搭載したダブル録・再&ダブルオートリバースカセットデッキを発売 - 日経プレスリリース
一昨秋、高校の放送部時代世話になった「TASCAM」ブランドの健在を示してくれた"アツい"オーディオメーカー
ティアックが、久しぶりにブチ上げているのが目に留まる。そして読み進めると、一体いつの時代のリリースかと目を疑う。
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品名:ダブルオートリバースカセットデッキ
型名:W−890R
希望小売価格:47,040円(税抜44,800円)
発売予定日:2011年2月10日(木)
製品ページ: http://www.teac.co.jp/audio/teac/w890r/index.html
ティアック株式会社(本社:東京都多摩市、代表取締役社長:英 裕治)は、多彩な機能を搭載したダブル
録・再&ダブルオートリバースカセットデッキ『W−890R』を2011年2月10日より全国の家電量
販店やオーディオ専門店などを通じて発売開始いたします。
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■主な特長
<高品質なテープ走行を実現する高精度DCサーボモーターを採用>
デッキの中枢メカニズムであるモーターには高性能、高信頼のDCサーボモーターを両デッキに搭載。安定
したテープ走行を実現し、クリアな音質に寄与しています。
<音質重視設計のシンメトリカル・コンストラクション>
高精度のDCモ ーターをリジッドに支えるボディはダブルデッキの特長を活かしたシンメトリカルデザイン。
モーター駆動時の振動をバランス良く分散・吸収し、外部振動にも強い低振動モードのコンストラクション
としました。大型インシュレーターと相まって無共振思想を徹底した高剛性ボディです。また、ピークレベ
ルメーターや操作系をセンターに集中的にレイアウトし、機能性や操作性を向上させました。
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…これはまるで、アナログオーディオ時代最末期にあたる1980年代初頭、高級カセットデッキのカタログや雑誌広告に踊って
いた文言そのものではないか。まさしく、アナログ的に機能や性能を追求し、そのことをクソ真面目にアピールして購買意欲に
訴えかけようとしていた、あの時代の匂いがするようだ。…もちろん、発売予定日は今年2011年の2月で、「製品ページ」なる
インターネット上のWebサイトのURLが記されていることから、二十一世紀も十年目を迎えた現代のリリースであることを疑う
余地は全くないのだが、その二点を除けば、これは、現代を象徴する用語・用字が見事なまでに排された"古文"ではないかと
不思議な錯覚を覚える。
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● 関連資料
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主な仕様
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ワウ・フラッター 0.25%(W.RMS) 周波数特性(総合) 30Hz 〜 19kHz メタルテープ (タイプⅣ、再生のみ) 30Hz 〜 18kHz クロームテープ (タイプⅡ) 30Hz 〜 17kHz ノーマルテープ (タイプⅠ) S/N比 58dB (NR オフ、規定録音レベル) 69dB (ドルビーNR オン)
ぅゎ…「ワウ・フラッター」なんて文字を目にするのって、何年ぶりだろう?…この数値自体が程度として良いのか悪いのかさえ
もはやよく分からないしw、「メタルテープ」とか「クロームテープ」というモノの存在も久しく忘れていた。果たして今でも店頭で
手に入るものなのだろうか?
そんな中、S/N比に関しては「ドルビー効かせてもこの程度だったんだな…」と、当時に思いを馳せるヨスガとなる。
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