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Aug 01, 2010

新宿一丁目

R0011024_2
16:30 on July 31st@新宿一丁目
1/800, f7.3, ISO 200, RICOH GXR with RICOH LENS S10 24-72mm F2.5-4.4@35mm

父の野辺送りのときに辿った御苑沿いの道から望む新宿副都心は、住友三角ビルと京王プラザホテルが切り取られて見え
まるで、三十年前と変わらぬ光景がそこにだけ取り残されているかのように思わせた。

そこから目と鼻の先にある雑居ビルの狭くて急な階段を三階まで上って、ギャラリー蒼穹舎の「石内都作品展「tokyo bay
blues 1981-1984」」
へ。…1984年にプリントされた大判の二枚以外の展示作品は、銀塩プリントだったのか、それともインク
ジェットだったのか。ゆっくり三周ほど壁を見て回った後、ギャラリー奥にある書籍販売コーナーへ足を踏み入れると、写真集、
美術書、古書の類いでぎっしり、昔何かの雑誌で見たマンハッタンの書店のよう。暑くも寒くもない季節にまた足を運ぼう。

直筆サイン入り写真集を買い求め、さらに壁の周りを二周りしてギャラリーを後にした。狭くて急な階段を下りてビルを出ると、
向こうから白髪の女性がやってきて、目の前の酒屋に入っていった。もしや…と思い、店先の道路に佇んでいると、果たして、
オロナミンCを持った石内都さん本人が出てきて、ギャラリーのあるビルに消えた。

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Comments

昨日ぼくもおじゃましてきました。
umさんのブログで見なければ気がつかないところでした。

懐かしい風景、切り取られた空気を感じた時間でした。
ところで、ここの階段きつかったですよね、大変だったでしょ~

帰りは大通りを通りまして、すぐ近くにピンホールカメラの写真ギャラリーがやっていたので
こちらもお邪魔してみました。

umさんのおかげでいい時間を過ごせました。

Posted by: くま | Aug 08, 2010 11:26

写真集を開くと、もうおなかイッパイになるんですが、気になる何枚かのプリントを、もう一度直に観てみたくなり、あの急な階段を
上ってまたギャラリーに行こう…と思っていたらば、きょうでお仕舞いなのでした(笑)

あの界隈って、ほかにもギャラリーがあるんですね。知りませんでした。

Posted by: USHIO | Aug 08, 2010 12:32

ギャラリー多いですよ。
ほんの少し前まであのあたりがお仕事のテリトリーでしたからね。
利用者さんの建物に写専門のギャラリーがあって、仕事中に寄り道したこともあります。
丁度今気になる方がやっていて…いつ行こうか考えています。

石内都さんは、一昨年あたり知りまして、気になるお方でした。
また機会があれば教えてくださいね。

Posted by: くま | Aug 08, 2010 18:03

…ということは、「マザーズ」とか「ひろしま」あたりからですね。

Posted by: USHIO | Aug 09, 2010 20:48

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