温めなおし
兄を送り届けた帰り、車内に置き忘れられたケータイを届けるため富里ICでUターンして
再び成田空港へ舞い戻ったその帰途、匂いに釣られて何年ぶりかで焼き芋を二本買う。
「うーん…まだちょっと早いかもな」という小父さんの言葉どおり、やや歯ごたえのある
焼き上がり。その場では一本だけだけかじり、持ち帰ってから温め直すと柔らかかった。
昨夜に引き続いて、NHKって素晴らしいなと思わせてくれる番組だった。昨夜の冒頭から
左足を引き摺っていた藤田キャスターが映るたびに気にして見ていたからかもしれないが、
時折、何かの弾みで左腕に反射が現れていたようだ。発症後九ヶ月頃の僕だって、きっと
そうだったんだろう。
急性期だった沼津でも、リハビリ期の市川でも、有難いことに僕はいい医療を受けられた。
ただ、病院から娑婆に戻りゆく日々の中で、もっと「気の持ちよう」があったんじゃないかと
思うことはある。でも、それはこれからでも取り返せる。…というか、正しい稽古を重ねれば
たいていのことはできるようになる。
長嶋茂雄のようにアグレッシブに「闘い」を続けるのはスタイルじゃないが、綾戸智恵が
母親に言い聞かせているという「ニンゲン死ぬまでがリハビリなんやで」ということばは、
気負うことなくすとんと腑に落ちる。
走れるように、なってみよう。
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