コレまたアーカイブ
今朝目覚めて最初に行ったこと、それは先週見過ごした「新日本紀行ふたたび『炭坑節が
生まれた町〜福岡県 田川市〜』」の録画再生だった。
まず初めに放送開始のサインが映し出される。午前4時20分というのはそんな時刻なのだった。
やがて期待の再放送が始まり、そして終わった。…だが、期待していたものは映ってなかった。
まるで切り株のようになったいまの香春岳は幾度も背景に出てきたが、僕が見たかったのは、
番組中でフラッシュバックされる29年前の放送に映っているはずの当時の香春岳やボタ山の
姿だったのだ。その願いは叶わなかった。
一方、地元の事件がきっかけで新聞社サイトの地方版を渉猟したことで、お宝に巡り会えた。
香春岳 福岡県香春町 : 昭和39年九州発 : 九州発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
後藤寺の町から東へほぼ90度振った方角からの空撮。日田彦山線のディーゼルカーに乗って
小倉へお出かけする途中、この位置から間近で見上げた香春岳の禍々しいまでの岩肌を思い
起こす。もちろん、当時の僕が目にしたのはこの写真から約十年を経た姿で、三角形に残された
木々のある山肌の少し上のあたりまで頂が削り取られていた。それが、僕にとってデフォルトの
香春岳。聞くところによると、大竹しのぶが出演した「青春の門」には、それが映っているらしい。
上記の読売サイトで「現在」をクリックすると映し出される姿。それを間近で見上げるとこうなる。
三年前、気になってググりまくって見つけ出した映像の多くはリンク切れとなっていたが、当時
は引用にも気を遣っていたのか、タグに"title="を記述していたのが救いになり、比較的容易に
見つけ直すことができた。
遠い地の移り変わりゆく光景に思いを馳せていたら、足元のことが気になりだした。思い立って
F3にコダクロームを詰め、三ヶ月ぶりにサンタ・フェへ繰り出した。まだあちこち歩き回ることが
できた。二本使って、真冬の空から差す低い陽光に照らされた界隈を撮りきった。
| Permalink | 0
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- チャージしてまんねん(2022.09.24)
- 一年ぶり、二度目の代々木(2022.04.07)
- ロシアから愛を込めて(2022.02.09)
- 「…パトラッシュ、疲れたろう、僕も疲れたんだ。なんだかとても眠いんだ」(2022.01.20)
- 云うなれば、昭和のブラウン管TVの角をトントン叩いてたような塩梅で、(2022.01.18)
「心と体」カテゴリの記事
- 潮 匡人写真展「流街」、閉幕しました。(2023.05.21)
- 足場がやってきた。(2023.04.26)
- 潮 匡人写真展「流街」を開催いたします。(2023.04.16)
- 「Photographer's bond,s 2023」、閉幕しました。(2023.04.12)
- 放射線検査待ちなう(2023.04.11)
「1970's / 80's」カテゴリの記事
- 潮 匡人写真展「流街」、閉幕しました。(2023.05.21)
- 潮 匡人写真展「流街」を開催いたします。(2023.04.16)
- 「Photographer's bond,s 2023」、閉幕しました。(2023.04.12)
- ありがとうまたね高崎(2023.04.08)
- 今朝、二日目在廊へ赴く途中(2023.04.08)
「Photography」カテゴリの記事
- 潮 匡人写真展「流街」、閉幕しました。(2023.05.21)
- 足場がやってきた。(2023.04.26)
- 潮 匡人写真展「流街」を開催いたします。(2023.04.16)
- 「Photographer's bond,s 2023」、閉幕しました。(2023.04.12)
- 放射線検査待ちなう(2023.04.11)
「習志野 / 船橋 界隈」カテゴリの記事
- 潮 匡人写真展「流街」、閉幕しました。(2023.05.21)
- 足場がやってきた。(2023.04.26)
- 潮 匡人写真展「流街」を開催いたします。(2023.04.16)
- 放射線検査待ちなう(2023.04.11)
- Another Night In Tsudanuma(2023.03.20)
「筑豊」カテゴリの記事
- ポストへ行くだけならマスク外して歩きたい。(2022.05.11)
- 今夜のパルコ(2022.05.06)
- ことしの灌仏会(2022.04.08)
- 図らずも最終話を見届ける(2021.07.29)
- クスノキ薫る走り梅雨(2021.05.16)
Comments