プチ・リストカット
A3版の不要書類を数十枚抱え込むようにしてシュレッダーに送り込んでいたとき、不意に
小さく鋭い痛みが、左手首の内側に走った。…掌のすぐ下、血管が薄紫色に透ける皮膚の
表面に、皺と見紛うほど極細い筋が引かれていた。…見る間に、周囲の皺から浮き上がる
かのように紅く滲み始めたが、筋と皺とのコントラストを強めるところ止まりで滲み出す
までには至らなかった。にもかかわらず、無意識に動かしたり袖口に擦れたりする都度に
鋭い疼痛。富山の置き薬箱からバンドエイドを取り出して貼り付けるとそれも和らいだが、
こんどは、袖口から正露丸臭が立ち上ってくるのに辟易する。薬箱の中でバンドエイドに
染み付いたものか。
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