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Feb 12, 2007

三連休

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土曜

朝、友人が彼の愛馬に奥様と一緒に跨ってやってきた。そして厩に導き入れてくれると、
後に仕事が控えているからと総武快速で慌ただしく帰って行った。

久しぶりに間近で接する姿と匂いに胸膨ますが、やらねばならぬことはまだ沢山ある。
まずは轡を繋ぎ留める手綱を一刻も早く探すべく、一昨年秋以来の幕張2りんかんへ。

最新式だというチェーン二本と五年前も愛用していたシートカバーを携え帰宅しひと仕事。
…もうワンサイズ上のLLL(アメリカン用)の方が適切だったことを思い出す。

夕刻の新宿東口、線路に面した一角が様変わりし、ぽっかりと空き地が出現していた。
そのすぐ隣、待ち合わせ場所にしていたやんばる食堂はすでに店じまいし、入り口には
間もなく取り壊されることを告げる紙が貼られていた。
一時間早く着いて寄り道しながら、…ふと何となく、様子を観てみようと足が向いたのは
虫の報せだったか、ひとまずこれから集う友人たちにそのことを連絡した後、別の河岸を
見定めなければ…と理由をつけて大ガードを潜り西口へ。

足を踏み入れるのは十年以上ぶりだったが、空中歩道で空が覆われたり、HALCの主が
替わっていたりといった変化はあるにせよ、根本的なレイアウトは四半世紀前アタマに
入れたソレと同じ。…ひょいひょいとヨドバシ本店界隈まで辿り着き、初めてMAPカメラの
リアル店舗へ。ファインダースクリーンの出物はなかったが、長居すると大変なことになり
かねない。待ち合わせの刻限が迫っていることも幸い、早々に店を後にした。

…自制心を保てたことよりも店のことを気に掛けながら元のやんばる食堂前まで戻ると
後ろ姿ですぐ判るTさんが立っていた。挨拶もそこそこに、代わりの店を探すため線路を
背に歩き出す。アルタ裏、三平ストアにある居酒屋に軽く目星をつけてちょっと行った先、
曲がり角の左手に、なんと、やんばる食堂が処を替えて営業していたのだった。

やがてⅠさんも合流し三名で閉店まで大酒盛り。最後は足元が覚束なくなり、泳ぐように
乗り込んだ中央線はお茶の水で総武各停最終に乗り継げる最後の電車だった。


日曜

目が覚めてケータイを手に取ると、不在着信と留守電メッセージと未読メールがいくつも
溜まっていた。どうやら前夜、酔っ払った挙句に早々と電源をOFFっていたらしい。

留守電とメールの両方とも、父の容態が芳しくないという報せ。加えて兄から電話も入り
昼下がり、体勢を整えてから飯田橋へ。

うつらうつら横たわっている父は、呼びかけに反応はしたが、最初は僕が誰だか判らず、
点滴を換えてもらったときに顔を近づけるとようやく僕を認め、にまぁ…と笑みを浮かべて
暫くそのまま、緩んだままでいた。

父の夕食まで付き添う母と後ほど駅前で落ち合う段取りを決め、再び各停に乗って中野
北口はフジヤカメラへ。大晦日以来のこの禁断の地には、中古ファインダースクリーンは
幾つか並んでいたが、方眼マットE型はやはり見つからない。が、斜めスプリットのL型と
いう変わりダネを手に入れる。さらに、ヨドバシアキバで聞いた情報とは異なって、F3用
アイピースが使用可能と知り、これも買い求めて飯田橋へと舞い戻る。

久しぶりに夕食を少し摂った父の様子を語る母は落ち着いていた。遠くない将来に起こり
得ることを、あらかじめ受け容れようとしている様子だった。大混雑で断念したれもん亭の
次点として選んだすぐ手前の中華料理屋は大正解、ただ、学生さんコースの盛りは親子
二人では捌ききれず、食べ残しを持ち帰り用に包んでもらう。


月曜

なんだか気づかぬうちに眠りに就いた前夜からの続きという塩梅で目覚め、遅めの朝食と
持ち帰り中華の昼食の間、何度目かのF2のフォトミックファインダー脱着を試み、ようやく
要領を会得した。
右手でボディ下部を支え、親指の爪でアイピース左側の丸ボタンを思い切って強く押す。
後ろ側が浮き上がったファインダーを左手で包み込むようにして、ファインダー着脱レバー
を薬指と小指で押してから下げると難なく取り外せる。ファインダースクリーンは、丸ボタン
を押しながらボディを逆さまにし、座布団の上へ落とす。入れるときは右側を先に落とし、
丸ボタンを押して左側を落とし込む。

陽が落ちた頃飯田橋へ。きょうは僕が来たとすぐに分かってくれた。昼には従弟が来て
くれていたそうだ。
ほどなくして夕食が運ばれてくると、ベッドから起き上がり看護師の助けを借りて椅子に
腰掛け、母の差し入れも含めて美味しそうに口に運んでいた。久しぶりに見る姿だった。
きのうに比べて、白目も澄んでいた。

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Comments

ファインダーの着脱ですが、まずテーブルの上にF2を置き、上からファインダーの後ろ半分を軽く押さえ付けながら着脱ボタンを押します。こうすればそれほど力など要らずにボタンを押せ、ファインダーの後ろ部分が外れます。ファインダーを押さえ付ける力加減は慣れれば分かります。後ろ半分が外れて以降はumさんも書かれている通り。

Posted by: 柳 暖簾 | Feb 15, 2007 at 09:28

なるほど…、僕が意識せず"脱着"と書こうとしていつも変換に梃子摺ってきたのは、
"着脱"の方が割とデフォルトな言い回しだったから…なのか?(笑)

Posted by: USHIO | Feb 15, 2007 at 22:05

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