持ち込み機種変
きのう、明るいうちに会社を出た。丸ノ内線の淡路町駅へ着き、池袋方面行きホーム後ろ
寄りの階段を下り、渡り通路をくぐって反対側ホームへ上がり、改札口まで100mほど歩く。
地上への階段を上り神田須田町方面出口へ出て数分後、閉店20分前のウィルコムプラザへ
足を踏み入れる。
…まるで、休日のドコモショップかと見紛うほどの人込みだった。
…思わず、身構えた。
それにはワケがある。閉店間際の閑散とした店内という思い描いていたイメージを裏切る
人の数もさることながら、その人込みの醸し出す"空気"に、違和感を覚えたからだ。
ざっと20人くらいの客の中に"フツーの人"が占める割合が小さいんじゃないか…と、一見
して感じ取ってしまったのだ。会社帰りのカップルに女性一人の客や学生風男性といった、
最近の加入者増を下支えしていると思われる客層もちらほら見受けられるが、それらとは
明らかに違う空気を発する"マニア"が、それこそ「石を投げれば当たる」くらいの勢いで、
店内あちこちに座っている。持ち込んだノートパソコンを開く者、一心不乱にケータイを
イジる者、デジモノ雑誌を読み耽る者、ただ宙を見つめる者…まるで、ブラックライトの
光線を当てられたように浮き上がって見える気がした。そんな中、番号札を取って空いて
いる椅子に腰掛けた僕は、カバンからW-ZERO3を取り出す。それは、とても勇気の要る
行為だった(笑)
僕の番号が呼ばれたのはそれからおよそ50分後、すでに、閉店後の銀行よろしく正面
入口のシャッターは下ろされ、用件の済んだ多くの客は通用口へと消えていた。
機種変手続きそのものは滞りなく、書類の記入も含めて十分程度で終わった。
電話番号を打ち込まれて手渡されたAX420Sを、スタンバらせておいたSigmarion3に挿して
店員の目の前で通信確認を行う。
「あ、前より速くなった…気がします。…でも、気のせいですかねw」
「うーん、どうでしょう。"W-OAM"に対応した基地局のあるエリアなら速くなるんですが、
都心のこの辺りはまだ少ないはずなので…」
「あ、それって、アンテナが八本立ってるタイプですか?」
「いえ、私自身は実物を見たことがないもので、ちょっと…(苦笑)」
…きっと、僕にもブラックライトが当たって見えたことだろう(爆)
だが、自宅でも会社でも、体感速度は明らかに向上している。接続も切断もキビキビだ。
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