また入ってみたい
…とはいえ猶予はついにこんどの日曜まで。乗り遅れたというか出遅れたと云うべきか。
交通博物館へは、小学生のとき一、二度、中学生になって一度の計三度くらいしか行った
ことがない。にも関わらず、他の博物館に比べて印象が際立っているし、この期に及んで
ますます行ってみたいと思う。それは、ジオラマや展示資料そのものを目にしたいという
こと以上に、その"イレモノ"の中に身を置いてみたいからだ。
あの緩く湾曲した赤煉瓦造りの高架橋が、その昔万世橋駅だったことは、最後に訪れた
四半世紀前にはすでに知っていた。タッパの高い吹き抜けを見上げ、煉瓦壁に染み込んだ
ものなのか展示物から漂ってくるものなのか判然としない油の匂いを嗅いだことを、懐かしく
思い出す。
嗚呼それなのに、「旧万世橋駅遺構特別公開」、どうしたことかコレは全くアンテナに
引っかからなかった。悔しい。
…辛うじて小じんまりと疑似体験だけはできるのが、よけいに悔しいw。
予備校生の頃、寄り道をして駿河台から坂を下りこの界隈に来たときのことを思い出した。
敷地の隅でカーポート状の屋根で覆われただけの野ざらし展示だった地下鉄初代車両は
今や葛西に安住の地を得ているらしい。
そう、地下にもう一つ幻の萬世橋駅が遺されているのも思い出した。これも疑似体験。
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Comments
小学生の頃に社会科見学で行ったのが最初かな。その後2人の子どもを連れて行けたのは幸いだった。
「パパも子供の頃ココに来たんだぞ」って。
そういうふうに言えるものが消えていくのは寂しいね。
Posted by: 柳暖簾 | May 12, 2006 15:21
後ろ向きになってばかりいてはイケナイなぁ…と、己れを戒めることにしますw
Posted by: USHIO | May 12, 2006 23:41
旧車オタク御用達雑誌と思っていた「Old-timer」誌は我々のような懐古バカにうってつけの雑誌であった(笑)。とりあえず6月号には交通博物館についても載ってます。昭和11年に新築落成した当時から内部構造はあまり変わっていなかったそうだ。もっと行っておくべきだったかと後ろ向きに悔やんだり(苦笑)。
Posted by: 柳 暖簾 | May 21, 2006 21:32
今さらながら"フィルム撮影"とか"MFニコン"とかをキーワードに書店を渉猟している己れを懐古バカとは思ってないんですがw、
津田沼のくまざわ書店だとカー雑誌は写真雑誌の書棚の裏側にあたるんですよね。明日帰りに寄って萌えてみようw
Posted by: USHIO | May 22, 2006 00:49