Made in USA ?
合衆国はニュージャージー州にあるという、現地在住日本人
向けショッピングセンターの「大創業祭」のチラシ。
福引の賞品に、ハワイ旅行やプラズマTVといった定番モノ
に加え、「日本往復温泉ツアー」や「日本往復航空券」が
設定されているのが、いかにもといったカンジ。
当然ながら、通貨はドル表示だし、英語表記交じりだったり
するのだが、不思議と"ヘンな見慣れなさ"を感じさせない。
十年ほど前にサンフランシスコで入った「コンビニショップ」
では、店名そのもののバチモン臭さもさることながら、看板
のロゴや、店内にあった日本語の印刷物が醸し出す風情
が、いかにも付け焼刃的で押し着せっぽかった。
今でも、海外で製造されたデジタル小物などに各国語表記の
取り説が入っている場合、そこで目にする日本語のフォントが
"ちんちくりん"に見えてしまうことがあるが、現地で刷られたと
思しきこのチラシにはそういったところがない。よく出来ている。
押し並べて高めの価格設定だ。しらすは、"BABY ANCHOBY"と括ってしまってよいものなのか?
「カツオって英語でなんと言うんだろう?」と食べるたびに気になってはいたが、これまで
調べたことはなかった。
出世魚ハマチは、辞書によっては"young yellowtail"だとされている。つまり「若いブリ」。
"広島ハーフ"としては外せない。「食べていきんさい♪」とか言ってくれたら楽しそうだ。
上に書いたサンフランシスコ行きの帰途、空港のフードコートで「うどん」の文字に惹かれて
群がる多くの邦人を尻目に、僕は冷静にカレーライスを注文した。…大正解だった(笑)
それが今や現地でも、こんなに有名な「日本料理」が味わえるとは。…っても、僕はラーメン
そのものに深入りしているわけではないし、有名な山頭火に足を運んだこともない。
…だが、このチラシを見て「あれ?」と目に留まったことが。
「店名のロゴだけ、"裏焼き"…じゃなくて、写植ミスか何かで左右並べ間違えてない?」
…と、"価値あるB級品"でも見つけたような気分で一瞬色めきたったが、勘違い(笑)
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Comments
NZ在住の頃、カツオを釣って来た近所の日本人がお裾分けをしてくれた。それを同居人のフランス人と、イギリス人の家主と一緒に食べた訳だが、「これは何て魚だ?」と言う問いに、やはり同様にカツオの英語名を知らない自分を自覚。
慌てて電子辞書を引いた時にBonitoと言う名称が出て来た。イギリス人は「そんな単語は知らん」と言うし、フランス人は「それはスペイン語で『かわいい』って意味ね」なんて言う。結局、ふたりにはカツオをGoogle image searchした結果を見せて理解に至ったと言うエピソードがある。そもそもカツオ食わんのだろうな、こいつらの文化では…
ところでオーストラリア英語ではbonitoはなんとカツオだけでは無くて、元気に水面から跳ね上がる魚全体を指してしまうそうだ。後に比較的魚を食う文化を持つであろうケアンズ在住のオーストラリア人旅行者はそう言ってた。
ところで、学名は「Katsuwonus pelamis」らしい… やっぱりカツオ。
Posted by: Ken | Feb 25, 2006 23:26
あれ? 線対称では無い「頭」の字は左右あってるよね。と思って調べたところ、衝撃の事実…
→ http://www.santouka.co.jp/
もっと日本を知ろうよ、日本人 (including me!)。と思った。
Posted by: Ken | Feb 25, 2006 23:29