四割八分
会社のメールアドレス宛に少なからぬSpamメールが舞い込んでくるようになって久しい。
最初、面識のない横文字の差出人から「Re:[18]」といった件名の、全く身に覚えのない
"メーリングリスト的サークル"に取り込まれたかのような塩梅のメールが届き始めた。
もちろん「君子危うきに近寄らずw」で、読まずにポィしてきた。
しかしそのうち、会社のファイアウォールに引っかかるようなワームやウィルスが付いた
メールも一度か二度紛れ込むようになり、社内システム管理者から、Spamを受信する都度
申告するよう言い渡された。そのたんび、LAN線外してヘッダ調べてシステムフルスキャン。
少ないときで日に2〜3通、多いと7〜8通、そういう日が月〜金の半分を占めるんだから、
かなりメンドクサイ。
うっかり開いてしまう事故を未然に防ぐため、メールクライアント(OutlookExpress)には
当然"ごみ箱直行"コマンドを仕掛け、そして「件名・送信者・ドメイン」のパラメータを
マメに追加するようにし、日々コレクションが増えつつある。
いちばん多いのが「究極のオンライン処方箋」とでも"意訳"できる件名のメール。中身を
"メッセージのプロパティ"で覗き見ると、例外なく「"Vの綴りではじまるクスリ"が$20」
だとか書かれている。
"Software"という件名のメールなら「"OfficeXP"や"PHOTOSHOP CS2"が$200」といった
謳い文句。コレは海賊版の販売、もしくはソレをエサにした"釣り"だと思われる。
"Perfect Replica of Swiss Watches"「贈り物に最適」なんていうのを目にすると、憤り
を通り越して何だか哀愁まで感じられる。
あとは、海外の事例で伝え聞く、"ebay.com"を騙って「貴殿のアカウント情報を云々…」
と釣るメールに違いないと推察できるものや、「"mortgage"(抵当権)がどうのこうの」と
件名に書かれたものがたまにちらほら。これらの中身は、怖くて覗き見たことがないw
"送信者の禁止"は、ほとんど徒労と言ってもいいかもしれない(苦笑)し、同じ送信者から
複数回来たことがあるか否か検証はしていない。だが、"ヘッダ詐称技術"の賜物だろうか、
自分のアドレスからSpamが届いたり、とある一部上場企業のドメインに自分と同じネーム
をくっつけたアドレスから届いたり、「そんなアドレスはないよ」とか「あなたの送った
メールにはウィルスが添付されていたよ」と、その企業の"Mailer-Daemon"様からお叱り
メールが返ってきたこともある。メンドクサイから、そこのドメインからのメールは全て
ごみ箱直行(笑)
…そして、"ドメイン"。これまで僕にSpamを送りつけてきた送信者のそれをせっせと登録
してゆくうち、あることに気づいた。きっかけは、"二文字ドメイン"に目が留まったこと。
僕が二文字ドメインを取得しようとしたのに叶わなかった直後だったからだ。
"@go.com"というそのドメインが目に焼きついてからほどなくして、"@gundamfan.com"
からもSpamが届き、これまた「えも云われず曰く付きなドメインだなぁw」と印象に残る。
つまり、"頭文字g"なドメインに、たまたまフォーカスが当たった。
その後、禁止ドメイン追加の都度行う「"ダブりの有無"の検証」(ってもただの目検w)
の際にも、まず思い浮かぶのは"頭文字g"だったのだが、突如ある日から、なぜか矢鱈と
"頭文字g"なドメインからのSpamが目立つようになった。"get***"とか"global***"とか、
"golf***"とか"grass***"だとか…。上述の一部上場企業ドメインも、たまたま"頭文字g"
だった。
その傾向は、「いっとき収まり…そしてまた盛り上がり」を緩やかに繰り返し続いている。
そして今や、登録済みの"ごみ箱直行"ドメイン152のうち"頭文字g"は73、すなわち
【四割八分】という超高打率。「取ったもん勝ち」の世界とはいえ、不可思議な現象だ。
経験上、日本人(てゆーか、周りの友人知人w)に「さ行」の苗字が多い気がするのと似た
ような"何か"があるのだろうか?
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