見届ける、味わう

津田沼に帰り着いたのは、ダイエー津田沼店最後の閉店時刻をとっくに過ぎた21時前。
やはりオレンジ色に光る月は前夜で見納めだったが、垂れ幕に明かりが当たっていた。
…が、それもみるみるうちに引き下ろされ始め、ちょうど、文字どおりの幕切れを見届ける。

しかし揚州商人は、ダイエー亡き後を生き延びていた。

やっぱ最後は、スーラータンメンとショーロンポーと夢ごこち杏仁でキメるっしょ♪、
…のつもりが、杏仁はすでに売り切れ。残念無念。だがその代わり、ショーロンポーが
今までこの店で食べた中で最高の出来だった。…というより、ココのショーロンポーは
最後の最後に来てようやく、かつての都筑店並みになったということだ。
「アツアツを一気に丸呑みすべし♪」と唱える友人はここにはいない。ゆっくり味わう。