見てくれはよくなった
HDD音楽プレーヤーを愛用し始めてこの方、これで四代目のFMトランスミッターである。
最初の二つも、このaudio-technica製だった。僕の中に"手堅いというブランドイメージ"
があったのと、"カー用品らしくない"見てくれゆえ気に入って選択したのだが、いずれも
失敗だった。
かたや出力不足と固定されないことによる不安定さのため、その音質はAMラジオ並み、
こなた一向にアタりの掴めないチューナーダイヤルに閉口し、ケーブルの取り回しも含め、
その占有スペースは煩雑の極みを呈した。
決定的にダメだと思ったのは、送信に使う周波数帯だった。前者が77.0±0.5MHz、後者は
84.0±0.4MHz。習志野でチューニングを合わせていても、行った先で必ず混信に苛まれた。
もはや、どちらのケースだったか定かではないが、首都高7号線に入って中川を越えた辺り
からは、ミニFM局と思われる電波を拾うことが多かったし、錦糸町の渋滞で停まった途端、
周囲のクルマで使用中のトランスミッタ電波に載った楽曲らしき音色が、途切れ途切れに
目の前のスピーカーから流れてくる…という珍現象にもよく出くわした。
「コリャかなわん」とホトホト観念するまでは手を出さず、最後に選択した三代目が、コレ
だった。手を出しあぐねていた理由は単純。「カッコ悪い」から(笑)
能書きを見れば造りが真っ当なことは見当がつくし、88.1〜89.9MHzという送信周波数帯
にも「コレなら大丈夫そう」という展望を感じていたが、昨年GW直前、四国遠征を控えた
背に腹は代えられぬ状況になるまで、なかなかそれを認めることができなかったのだ。
使ってみると、それまでとは全くの別世界、文句なしだった。…"見てくれ"を除いては(笑)
まぁ、それ以外にも、設定音量によってはホワイトノイズが耳につくとか、細いケーブルの
取り回しによっては、"片チャンネル"しか聞こえないことがあったり…とか。
…というわけで、「一年前にコレが出ていてくれたなら…」とつくづく思う四代目だ(爆)
第一感は、申し分ない。やや艶がありすぎる感のある黒だが、目障りにはならない。
ホワイトノイズは…、あるなぁやはり(苦笑)
#そもそも、カーオーディオの拡張性のなさが根本原因なのだ(笑)
#ライン入力ジャックが一つあれば済むハナシなのに…
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