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Apr 21, 2005

アッという間だったんだな

今や「ラクだったよなぁ」と思い出すのみだが、昭和だった頃、和暦と西暦の相互変換は
アタマの中で一瞬なのが、僕にとっては当たり前だった。

「生まれ年=昭和40年=1965年」という基点を拠り所にできて計算しやすかったのだろう
と思う。「東京オリンピックと新幹線はボクの生まれる一年前…」という風な"時系列"を、
アポロ11号月着陸の翌年、大阪万博が開かれた五歳のときには、何となく認識していた。

さらに、十歳を迎える節目の年、九州に移り住むというエポックメイキングな事件が
あり、以後「昭和50年=1975年」という区切りを強く意識するようになったのだと思う。
気がつくと、昭和←→西暦に限れば、自由自在な"変換テーブル"のようなものが、アタマ
の中にできあがっていた。
「和暦+25=西暦下二桁」という"公式"が成り立つことを知ったのは、ずっと後のこと(笑)

その生まれ年ゆえ、ちょうど15〜24歳という最も"ケツの蒼い年頃"に重なった【80年代】
について、そのうちどこかにでも徒然に書いておきたい…と時々感じるようになったのは
この一年ほどのこと。でもきょうは、"サワり"と"プロット"だけだ。自らの感覚と記憶に
頼った、ごく抽象的なことしか書けない。

後々、掘り出せたリンク先を挿入したり具体的に追記したり、あるいは、別エントリーを
立ててみよう。

80年代当時、直前の70年代の風物の多くは揶揄の対象だった。生まれたての「ダサい」と
いうコトバを浴びせかけるにうってつけの"ネタ"的扱いが多かったのではなかろうか。
一方で、そのさらに前の60年代に対しては、リスペクト(モチロン当時そんな言い回しは
なかった)のみならず、音楽や映画や服飾などの引用(今で言うなら"リミックス"?)や
リバイバルがよく繰り返されるのを見かけたように、僕は記憶している。
斯くの如く僕にとって80年代とは、憑き物が落ちたように唐突に始まった【輝ける十年間】
なのだった(苦笑)

ところが、その後やってきた90年代においては、どうだったろうか?すでに"殿堂入り"を
した感のあった60年代はともかく、70年代は復権を通り越し、相当な"地位向上"を遂げた。
それでは、直前の80年代の扱いが相対的に下がったかというと、そうではないようだった。
貶められもしなかったが、特に顧みられることもなかった。単に「霞んだ」というような。

それは当時の世間が、終わったばかりの十年間に対し、「顧みる」というスタンスをまだ
持てなかった、というだけのことだったのか?それとも、バブルが弾けた後の虚しさが、
脳天気に過ぎ去った十年間から目を背けさせたということなのだろうか?…分からない。
それからさらに十年以上を経た現在に至ってようやく、"80年代モノ"とも呼ぶべき作品群
が目につくようになった気がするが、それ以前は、ほとんど見かけなかったのではないか?
「彼女が水着に着替えたら」とかを除いては…(観てない、予備知識だけw)。
たまさかTVで、竹の子族が群舞し、街を歩く青年男女が悉くマッチだったり聖子だったり、
あるいは奥田瑛二だったり小林麻美だったりする映像を目にして、冷や汗を流すくらいが
関の山だった。

あるいは、80年代とは、70年代をいわば否定することで「輝いているように見えた時代」
に過ぎなかった、と言うこともできるのか…

そもそも、西暦を10年単位で区切って、一括りに"〜年代"と呼び習わして振り返るという
行為自体が、80年代以前の日本で一般的なことだったのかどうか、僕は知らない。ただ
言えるのは、僕が60年代や70年代を初めて「顧みた」のは、80年代だったということ…。

20世紀の米国において、1920年代を「ローリング・トウェンティーズ」とか名づけて定義
して以降、"decade"という括りで世の中を俯瞰する視点が一般的になった…とか何だとか、
コレは85年暮れあるいは86年正月頃、駿台予備校で受講していた「高橋の英文解釈特講」
あたりのテキストにあった論文で読んで知ったのではなかったか?
…確か、"rolling"じゃなくて"roaring"とかだったような…

どんどんどんどん、とりとめがなくなってきた

きょう突如として、80年代に対する想いがほとばしり出てきてしまったのはこの記事
読んだのがきっかけだった。20年も経つと電車も全て入れ替わってしまうのか。
この電車が山手線を走り始めたのは、僕がちょうど駿台に通っていた頃で、中野新橋から
御茶ノ水まで丸ノ内線でスルーな毎日だったその当時にはあまり馴染みがなかった。
その翌年大学に通い始めると、これに乗ることも多くなった。たいていの場合は、二駅か
三駅で降りたり地下鉄に乗り換えたりだった。
一度だけ、自主制作映画の打ち上げか何かでまだ陽があるうちからしこたま呑んで、泥酔
状態で乗り込んだことがあった。そのときは座席で左右に揺すられながら、少なくとも三周は
乗ったと思う(笑)

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