« やはり言われた… | Main | February 16th »

Feb 15, 2005

キャリアが長いというのも大変らしい。

「柳に風、暖簾に腕押しで人生万事塞翁が馬」さんが、ケータイのことで悩んでいる。
ドコモというキャリア(Carrier)に愛着があるからというより、その長いキャリア(Career)
ゆえの悩みなのではないかと拝察する。すなわち「電話番号は変えたくない」。
だとしたら、いっそのこと来年夏に始まるらしい"番号ポータビリティ"まで待ってみたら?
と言ってさしあげたくもなる(笑)
果たして皆がハッピーになれるのか?という考察もあるしで、一体どうなるのか
見当もつかないけれど。

僕が最初に加入した"ケータイ"は、DDIポケット(現ウィルコム)のPHSだった。9年前の春。
「柳に風、…」さんの年数とさほど変わらない気もするが、それでもそこには大きな違い
があるのだろう。"貸与"だった頃の供託金はもとより、売り切り開始直後の頃の端末購入
費用やら加入料やらに対して、当時の僕は、財布の紐を緩める気は全くなかったのだ(苦笑)
そんな僕にとって、"安い早い旨い"と三拍子揃った"ポケット電話"はとても魅力的だった。
それでも最初期の頃は「"携帯電話"には繋がらない」といった制約などで臍をかんだ(苦笑)
こともあったが、東京23区界隈を動き回る限りにおいて"穴"に出くわすことは稀だったし、
当時、地下鉄や地下街でも使えたのはPHSだけだった。何より音が"固定電話で話すように"
自然だったことは、今でも強く印象に残っている。

"携帯電話"各社による値下げ攻勢が次々と出てくる中で、次第に"コドモのケータイ"的括り
に絡め捕られつつあったPHSだが、僕はそんな誹りとは"ほとんど"(笑)無関係に、H"という
呼称を使い始めた"ポケット電話"に対し、「待ってました」とばかり"高速データ通信デバイス"
という役割を担わせた。卵が先か鶏が先か、日々PDAを持ち歩くようになったのもこの頃から。
…そして今や、僕の"はじめてのケータイ"はAIR-EDGEのCFカード一枚になり果てたと(笑)

H"と呼ばれ始めた頃は、PHS市場の閉塞感が決定的になりだした頃でもあったと思う。
"インターネット標準"に近かったEメールの機能は立派だったが、それ以外のネットワーク
サービスに関しては、i-modeなどの充実ぶりに比ぶべくもなかったし、電話端末としての
使いやすさや"洗練"といったものにも縁遠かったように思う。
"携帯電話"と同じ土俵には上がれないことで、"実質的な競争"が成立しえない中、今後も
"使いたい端末・使いたいサービス"が出るという期待が持てなくなり始めていたその頃、
愛車TDMで出かけた群馬や伊豆の山中で、H"がやはり圏外だったことにも引っかかった。
そんな折り、auのC413Sに心奪われて契約してしまい今日に至るワケだが、きっかけは
「"山行きの装備"として持っておこう」というような軽い気持ちだったのだ。
十年前とはエラい違いだったものだ(大笑)

そんな僕は、"ソニエリの呪縛"から抜け出すことができないでいる。メモリースティック
というメディアのことを全く信用していないのは「柳に風、…」さんと同じだ。
ところが、僕にとってコレは"アバタもエクボ"なのである(苦笑)

| |

« やはり言われた… | Main | February 16th »

携帯・デジカメ」カテゴリの記事

Comments

記事とは関係ないけど、こんな夜中まで起きてて明日の仕事どうすんだ、オレ(苦笑)。

Posted by: 柳 暖簾 | Feb 16, 2005 02:24

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference キャリアが長いというのも大変らしい。:

» ケータイ [柳に風、暖簾に腕押しで人生万事塞翁が馬]
DoCoMoショップに勤める友人がPreminiIIに買い換えた。 その友人が今まで使ってたSo505iをくれることになった。 嗚呼人生万事塞翁が馬。... [Read More]

Tracked on Feb 16, 2005 02:16

» いちおうケータイでも…5 [umblog]
jig.jpのβテストモニターの登録規約を読み直すと、守秘義務が定めてあった(わ [Read More]

Tracked on Feb 24, 2005 18:08

« やはり言われた… | Main | February 16th »