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Jan 26, 2005

「"添い遂げられない"暗示」なのか…?

杖を突いて街に戻ってきた頃以来ずっと、傘を持ち歩くときはたいてい折り畳み傘だ。
杖とは無縁になった今、フツーの傘を差して歩くことはもはや苦でも何でもない。だが
「"長いモノ"を持ち歩きたくない」という"忌避意識"でも働くのだろうか?
雨降りの日に持ち出すのは、ほぼ必ず、折り畳み傘なのだった。

できるだけ片手で扱え、小さく畳めて軽ければ何でもよかった。

たまたま手元に"エディ・バウアー"の名を戴いたワンプッシュ開閉式のものがあり、
主としてそれを使ってきた。
あまり"通勤用"っぽく見えない佇まいなのが、まずよかった。
開くときはワンプッシュ。閉じるときは、ワンプッシュのあと一段だけ縮めれば、全長は
かなり短くなる。ただし、骨組みや生地の制約上、「"細く"は畳めない」のは難点だった。
…とはいえ、あまり気にも留めずそれを使ってきた。

ところが先月、見ているだけで欲しくなってしまうモノを沢山揃えているためあまり見ないよう
心がけてきたAssistOn我慢しきれずSHUREのE3cを買った際、勢い余ってこの傘も
ポチっとやってしまったのだった…。

Totes_050126_122601

真新しい傘は素晴らしい。空模様とは裏腹に気分は晴れ晴れ、モチロン水弾きも申し分ない。
久しぶりに味わう気分だった。

…のだが、初めて持ち出した暮れの雪降り日の帰り、紛失した。
酔ってはいたがどうかしていた。
「乗った駅に忘れてきたァ!」と勘違いし慌てて電車を降りたときに、車内に置き去りにして
しまったのだと思う。

滅多にないことだ。

そのこと自体もとても悔しく、帰宅してからすぐに再注文した。ところが生憎とサイトは正月休み
突入につき、正式な受注確認メールが届いたのは、年が明けて一週間が過ぎようかという頃。

…その間、アタマが冷める気配は、全くなかった。

よっぽどトラウマになったのか、再び相見えてからは、持ち出すたび「一緒に帰ってくるぞ…」と
心のどこかで念じていたような気がするw

今朝、まだ持続中の"晴れ晴れ気分"八割"落とし物用心"二割程度の心持ちで出勤した。
会社の入り口で、脇の植え込みの方を向きワンプッシュして閉じた。
そして、いつもするように、一坦縮めた"ホームポジション"から再びワンプッシュで開く勢いで
水を飛ばそうと、力を込め縮めにかかる…。
だが、バネの力は思いのほか強く、縮めに抗って伸びようとする。
呆気にとられる間もなく、取っ手を掴んだ左手から傘そのものが勢いよく解き放たれ、植え込みに
向かって"発射"された。

「きょうも、一緒に帰るぞ…」

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Comments

私は「赤い傘」と添い遂げられませんでした(T_T)
3本とも折れたり酔っ払って失くしたり・・・
どれも新しい真っ赤な真っ赤な傘でした。

Posted by: ぴょんぴょん | Jan 26, 2005 20:18

お久しぶりでーす♪
…いいんですよォ「赤い糸」と添い遂げられればソレで:-D

Posted by: USHIO | Jan 26, 2005 21:52

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