掘り出しモノなのか?
金曜の帰り、パルコに寄ってみたら古本市をやっていた。
ふと、「ハイライトのブルー=60年代東京のくすんだ青空」の出典はコレじゃなかろうかと踏んでいる
和田誠の文庫本が、もしかしたら見つかるのではないか?と思いつき、渉猟を始める。
…が、ワゴン四杯にぎっちり並べられた背表紙を隈なくスキャンし終わっても、結局ソレの出物はない。
とはいえ、"渉猟モード全開"状態からの復帰はなかなかに難しく、引き続き衝動に突き動かされたまま
周囲を睥睨する。すると、以前に冷やかしたとき、かなりソソラレる品揃えだった店と同じ店であることに
気づく。俄然ドライブがかかる。ブツヨクの神様がホンキでお尻を叩き始める。
二度とお目にかかれなさそうな横尾忠則のスペイン旅行記の上物には手が伸びかけたが、\10,000に
届こうとする売値に思いとどまる。前回もソソラレた古色蒼然たる60年代前半の「月刊自家用車」は、
その気になれば隅から隅まで楽しめそうなラインナップだったが、「その気になれるのか果たして?」と
自問自答の挙げ句、今回もまたワゴンに戻す。…おぉーっ懐かしい!「PHOTO JAPON」じゃないか!!
あんなに好きで気に入って創刊号から毎月買ってたのに、一体どこでどうしてやめちゃったんだろう?
いつ手放してしまったんだろう?…とコレも、十代の頃の我が身にしばし思いを馳せるのみ。
「なんだァ、ブツヨクの神様今夜は弱気だなぁ♪」と油断しかけたのが運の尽き(笑)、気がつくとコレの
"裏表紙"に心を射抜かれていたのだった…
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